2021年11月7日 13:10
BEGIN『うたの日コンサート』レポート、石垣島の高校生や新世代アーティストと世界に向けて配信
島の後輩たちに向け、うたの日についての想いを話し「この八重山は特別な島です。」と、うたには“押す(プッシュビート)”と“引く(プルビート)”の二つのリズムの取り方があること、かつて日本各地のうたは“引き”のリズムの取り方をしており、そのリズム感が今でも八重山に根付いていることを話した。今回のうたの日コンサートはそんな“プルビート”の歌い方をもつ出演アーティストを揃えたとその意図を伝え、開会の挨拶とした。
比嘉栄昇
沖縄では祝宴の冒頭のことを意味する「座開き」。BEGINの同級生で八重山古典民謡唄者の金城弘美と島の教え子たちが今回の座開きを務め、歌と三線で八重山民謡を披露した。祝いの場が開幕すると、上地等、島袋優も加わりBEGINの3名が揃って登場。「うたの日おめでとう!」と声をあげ、早速のトップバッターへのバトンを渡した。
再び登場した金城弘美は、“明日は内地に行くんでしょ“の歌詞など、島の高校生が自分と思わず影を重ねてしまう「パーマ屋ゆんた」、同級生であるBEGINの島袋優をステージに招き「くにぶん木の花」のコラボ演奏など全4曲を披露した。横笛の演奏には現役高校生も参加。
温かい歌声と各々のこれからの旅立ちへの優しい声援に、客席では感極まり涙する学生の姿も。