2022年6月30日 12:00
“心に響く”SFアドベンチャー『バズ・ライトイヤー』監督&プロデューサーが語る
そこで、そのふたつを同時に実現すればSFテイストのあるアドベンチャー映画になるんじゃないかと思ったのです」
そこで彼らは『トイ・ストーリー』に登場する少年アンディが“大好きな映画”をつくる、という企画を立てる。映画に登場する主人公のオモチャが店で売られ、その一体がやがてアンディの家にやってきて、カウボーイ人形のウッディと出会うことになるだろう。しかし、本作はそんなドラマが起こる“元になった映画”の話だ。
どんな時も勇ましく、任務にまい進するスペース・レンジャーのバズ・ライトイヤーは、ある任務でミスをおかし、1200人もの乗組員と共に見知らぬ惑星に不時着してしまう。仲間を地球に帰還させる道を探るバズは、解決策を求めて何度も宇宙へ旅立つが、惑星と宇宙空間では時間の進み方が異なるため、“ウラシマ効果”が起こり、バズがわずかな時間のミッションをこなしている間に、惑星では数年の時間が経過してしまう。
自分の見た目や気持ちはほとんど変化がないのに、仲間たちはどんどん年齢を重ねて、人生のさまざまなイベントを経験し、やがて老いていく。バズは孤独を感じながらも誰に頼ることなくミッションの完遂を目指すが、そんな彼に強大な敵が立ちはだかる。