2022年6月30日 12:00
“心に響く”SFアドベンチャー『バズ・ライトイヤー』監督&プロデューサーが語る
とサスマンは語る。「何かに夢中になるあまり、自分が何か大事な出来事をスキップして、経験すべきことを経験できていないと感じる。この設定は創作の初期の段階からあったもので、この設定があることでこの映画は葛藤を描いたり、そこから私たちが学べることがあると思ったのです」
バズは自分の失敗で仲間が惑星に置き去りにされてしまったことに罪悪感を感じていて、それを挽回しようと誰にも頼らず何度も何度も宇宙に飛び立ち、結果として仲間たちと同じ時間を過ごすことなく時が流れていく。
彼は地球に帰還するよりも大事なミッションに気づくことができるだろうか? そして訪れる難局に立ち向かえるだろうか?
サスマンは「本作の制作を終えて、“いまをしっかりと生きること”の大切さを改めて自分に言い聞かせているところです」と力をこめる。「人は時に過去に囚われたり、過去の間違いに執着してしまったり、逆に未来にばかり目を向けてしまうことがあります。でも大事なのは、いまをしっかりと生きること。この映画はそのことを言いたいのです」
「この作品は“映画”という設定で、そこで起こる脅威は観客の日常と地続きのものでなくてもいいんじゃないかと思ったけど、そこで描かれる感情や葛藤は観客の心に響くものにしたいと思いました。