佐藤B作×金子大地インタビュー『ザ・空気』シリーズ完結篇にむけて
自分をさらけ出す快感のようなものがあって、これからも舞台に立ちたいと思ったんです。今回はまた全然違う現代劇なので、1から始めるような感覚で、たくさんのことを吸収したいですね。
佐藤舞台って、日によって雰囲気がガラッと変わって、同じセリフを言っても反応がある時とない時があったりする。その日集まったお客さんの雰囲気の中で、どう芝居を成立させるか、ということを考えてやっていく楽しみがありますよね。若い時は寝ている客がいると本当に腹が立ったけれど、最近は「劇場に来てるから寝られるんだね」「じゃあ起こさずにやろう」っていう優しい気持ちになって(笑)。
金子すごいですね!僕だったら寝ている人がいたら「起きて!観て観て!!」となってしまいます(笑)。
── 2020年はコロナ禍に覆われた年となりました。おふたりは自粛期間はどのように過ごされましたか?
佐藤毎日つまらなくて、正直、死んじゃおうかな、なんていう変な気持ちになったこともありました。
でも、お酒が良い友達になってくれましたね。かみさんは文句を言うけれど(笑)お酒は黙って付き合ってくれますから。
金子僕も自粛期間中はなんだか孤独で、あれこれ考えてしまって。