発電量が変化する要因としては、太陽光パネルが高熱によりパフォーマンスを落としているケースも考えられます。これは熱損失と呼ばれる現象で、主に夏場の快晴の日に午後の発電量が落ちる要因となりえます。太陽光の熱を吸収して電力に変換するという仕組み上避けられない現象ですが、水打ちをして温度を下げることである程度防ぐことは可能です。水打ちは埃を取り除いて発電効率を上げるためにも有効です。
このように天候などさまざまな要因で発電量が変わる太陽光発電ですが、発電量の変化を過度に気にするよりは、年単位で計算する考え方がおすすめです。地域ごとに太陽光発電が供給することのできる年間の電力が算出されているので、その電力量や設置費用などを目安に導入を検討するようにしましょう。なお、太陽光パネルの設置場所・設置角度や定期的なメンテナンス、生活における節電によりどれだけの収益が得られるのかが変わります。さまざまな要素を把握し、総合的に判断することが大切です。
天気の悪い日は発電できない?
天候により発電量が左右されるという太陽光発電の特性は、上述のとおりです。では天候の悪い日にはどれくらい発電できなくなるかというと、悪さの度合いで大きく異なります。