くらし情報『サッカーで接触相手が重傷で賠償命令…スポーツの事故で責任を負うのはどんな時?』

2017年1月23日 21:05

サッカーで接触相手が重傷で賠償命令…スポーツの事故で責任を負うのはどんな時?

法律上いろいろな説明の仕方が可能ですが、スポーツの試合中における暴行によって他人を負傷させても、社会的に相当性を有する正当な行為である、というのが一番理解しやすいかと思います。そのため、基本的には違法性が阻却され、民事でも刑事でも責任を問われないという結論になります。

■スポーツなら何をしてもいいということではない

しかし、もちろんスポーツの試合中でありさえすれば、どんなことをしても違法性がないわけではありません。

具体的に何をするとスポーツであっても責任を負うかは、法律には具体的に明記されていません。もっとも、過去の個別の裁判例では、ある程度責任の有無を判断する要素が示されています。

個別の事案にもよりますが、主なものとしては、

(1)競技ルールを遵守したものか

(2)負傷結果発生についての予見可能性の程度

(3)プレーヤーが受け入れていた危険性を逸脱するものでなかったか
といった事情が考慮されます。


■責任が発生しやすい事情

スポーツにおける違法性の判断ポイントからわかるように、基本的には競技のルールを遵守したものかどうかがまず問われます。

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