くらし情報『野球観戦中にボールが当たってケガ…責任を取るのは誰?』

2017年10月1日 21:40

野球観戦中にボールが当たってケガ…責任を取るのは誰?

を負うと考えます」(冨本弁護士)

普通にプレーしている場合には、打者に責任は発生しないようです。

■球団運営会社の責任は?

次に球団運営会社の責任はどうなるのでしょうか?

「打者が上記の不法行為責任を負う場合、球団運営会社はその打者を使用していた者として責任(使用者責任)を負うと考えます。打者に責任がない場合でも、球団運営者に責任が生じることは考えられます。

球団運営者は、観客との間で野球観戦契約を締結していると考えられますが、信義則上観客の安全に配慮する義務(安全配慮義務)を負います。球団運営者がこの義務に違反したことによって観客が怪我をした場合、球団運営者は観客に生じた損害について責任を負うと考えます。

また、球団運営者は、球場所有者・管理者から球場を借りて占有しているといえます。球場の安全設備に欠陥があって事故が発生した場合、球団運営者は球場の占有者としての責任を負う可能性もあると考えます」(冨本弁護士)

こちらは、責任を負う可能性があるようです。


■球場管理者・球場所有者の責任

最後に球場管理者・球場所有者の責任はどうでしょう?

「球場管理者・球場所有者は、球場の安全設備に欠陥があって事故が発生した場合、球場の占有者・所有者としての責任を負うと考えます。

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