法律の落とし穴?リベンジボイスは現在の法律で取り締まれないって本当?
刑法222条では”生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者”には脅迫罪が成立すると定められています。
リベンジボイスを公開する前に「喘ぎ声をネットにばらまくぞ」などと脅した場合には、脅迫罪に該当する可能性があります。
脅迫罪の罰則は2年以下の懲役または30万円以下の罰金です。
ストーカー規制法では、恋愛感情が満たされなかったことの恨みを晴らすために名誉・性的羞恥心を侵害する行為が規制されています(2条7号、8号)。
リベンジボイスは、フラれた仕返しに、性行為中に録音していた音声を公開して、相手の名誉や性的羞恥心を害することですから、まさにストーカー規制法の対象にあたるでしょう。ストーカー規制法違反に該当すれば、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に問われることになります。
撮らせない・録音させないことが重要
リベンジボイスやリベンジポルノを防ぐためには、いくら心を許している相手だとしても性行為中、撮影させたり、録音させたりしないようにすることが重要です。