つまり、犯罪歴を記した公的文書を裁判所から受領して提出しなければならないということですね。
ここまでお読みになり、「申告しなければ、ビザを提出せずに済むし前科もバレないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、それは絶対にやめましょう。なぜなら、過去に有罪判決を受けた事実を隠していることが発覚した場合には、未来永劫アメリカに入国できなくなるからです。
「もう完全に信用できないから、二度とアメリカに来るな」ということですね…。
いかがでしたか。前科があると絶対に海外旅行することができないというわけではなく、審査にかけられるだけということです。罰金刑のみの軽微な犯罪でしたらほぼ問題なく海外旅行ができるでしょう。
*記事監修弁護士:琥珀法律事務所川浪 芳聖先生(弁護士の役割は、一言で表すと「法的問題の解決」ですが、依頼者さんにとっては、解決(結果)に至るプロセスも非常に重要だと考えています。
依頼者さんの話をじっくり聞いて、丁寧に説明することを心がけています。)
*取材・文:アシロ編集部
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