女性専用車両についての裁判があった!その内容とは?
『女性専用車両』と聞いてピンと来ないという人はあまりいないでしょう。今やメジャーとなった女性専用車両は、元々京王電鉄京王線が2000年に試験的に運用したのが始まりでした。
朝の通勤ラッシュでぎゅうぎゅうの車両に乗る際、女性はつい痴漢のリスクを考えてしまいますよね。一度でも痴漢に遭ったことのある女性にとっては、朝の満員電車はトラウマかもしれません。そんな方には女性専用車両はとてもありがたいものでしょう。
ですが、その『女性専用車両』に反対の声を上げる方もいます。
そんな人々が女性専用車両を設けている鉄道会社を訴えたという事例があります。ここではその判例をわかりやすく解説します。
わかりやすくするため、実際の判例をかなり省略していますがご了承ください。
■事案の概要
とある男性XがAという女性専用車両反対団体の人4人とともにY(鉄道会社)の女性専用車両に乗り込んだ。
するとXらはYの駅員から降りるように言われ、それを拒否すると、さらに鉄道警備隊や警備員もやってきてその車両に乗り込んできた。
男性Xは、女性専用車両であっても本来誰でも乗れるはずなのに、まるで乗っていた自分らが犯罪者のようではないか!これは名誉毀損だ!
それにそもそも女性専用車両という半強制的に男性を乗車させないというこのシステムは居住・移転の自由(人間の住むところ、いるところは自由であるということ)