【実録|弁護士は見た!】詐欺被害金を取り戻せたケース
詐欺師はあたふた話をしており、要領を得なかったので、警察へ行くかと促すと、必ず返金すると繰り返し、なんとか警察行きを避けようとしていました。
結局、その日は手持ちがなかったため、後日振り込みでという話になりましたが、個人情報を可能な限り取得し、動画という証拠を取っていたことが功を奏したのか、無事全額振り込まれていました。
このように詐欺の事案では、かなり激しいことをしなければ被害金が返ってこないケースが多くあります。
全てこのようにうまくいく訳ではありませんが、少なくとも書面を送るとか、電話をかけるとかだけで回収するのは難しいと思います。
冒頭に申し上げたとおり、残念ながら詐欺の被害金について、返還を受けることは簡単ではありません。
大事なお金を払うわけですから慎重になるに越したことはありません。
ご不安をお感じなられたら、速やかに専門家にご相談ください。
*執筆弁護士:若井 亮(若井綜合法律事務所。
「迅速対応」「分かりやすい説明」「徹底した報告」をモットーとしている。不当要求への対応、詐欺被害への対応を多く経験している)
*画像はイメージです(pixta)