くらし情報『洗剤の除菌能力にも差が…台所用スポンジは2週間に1回交換したほうが良さそう』

洗剤の除菌能力にも差が…台所用スポンジは2週間に1回交換したほうが良さそう

2018年3月26日 12:00
 

洗剤の除菌能力にも差が…台所用スポンジは2週間に1回交換したほうが良さそう

「スポンジの除菌できる」のをウリにした洗剤のCMみかけますよね?でも、実際どのくらい除菌できているのでしょうか。目には見えないから困りよう。そうした商品たちがたくさん登場したことを汲んでか、過去には東京都消費生活総合センター はどれくらい除菌ができるのかを調査しています(平成14年10月~平成15年3月『「スポンジ除菌」のできる台所用合成洗剤 』)。

調査では、4社が販売している除菌効果の表示があるもの7商品と、表示のないもの3商品で調査が行われました

では結果はどうだったのか?調査書では、

“実使用のスポンジ中の菌数にはばらつきがあった。 除菌処理を行ったものはいずれも菌数が減少しており、これらの洗剤を使用することである程 度の菌の減少効果が期待できると考えられる”

“しかし、測定値のばらつきが大きく、実際に使用しているスポンジに対しての菌の減少効果は 商品間、除菌表示の有無による違いはあまりないと考えられる”

“いずれの商品も、おおむね接触時間が長い方が菌の減少効果が高かった。 また、処理後24時間放置したスポンジ中にも菌は残っており、「除菌」処理によって菌数がゼロ になるわけではなかった”

としています。「除菌表示の有無による違いはあまりない」と言われると混乱しますが…。

この問題は世界共通の問題となっており、『ニューヨーク・タイムス』ではノルウェーの微生物学者ソルベーグ・ランスラッドさんの意見が紹介されています。そのなかでは、

(1)スポンジで食べ残しや肉汁などを拭かないこと
(2)乾いたスポンジに菌は繁殖できないので乾燥させておくこと
(3)1週間に1度、あるいは匂いがしたらスポンジを取り替えること

と言っています。

また、東京都消費生活総合センターも報告書で「消費者へのアドバイス」として、

(1) 「除菌」表示の有無に拘わらず、洗剤をスポンジにしみこますことにより、菌の減少効果がある 程度期待できると考えられます。しかし、スポンジを「除菌」しても、菌数がゼロになるわけではな いので、洗剤による「除菌」に過大な期待をしないようにしましょう。

(2) スポンジを清潔に保つために、「除菌」洗剤が不可欠というわけではありません。使い終わっ たスポンジを水で十分洗浄した後、熱湯消毒するなどの方法もあります。

(3) スポンジを「除菌」するときは、表示されている使用方法を守り、洗剤を使いすぎないようにしま しょう。

とまとめています。ランスラッドさんの主張と、東京都生活総合センターの意見、あわせた所が答えのようです。最後に、同じ『ニューヨーク・タイムス』の記事で、今度はドイツの微生物学者マーカス・エーゲルトさんは、「スポンジについて、ヒステリーになったり怖がったりすべきではない」と述べ、無菌の環境でも人は病気になることがある、と付け加えた。「しかし、自分が病気のときや、家庭に病人がいるような場合は気をつけたほうがいい」とも述べています。

1週間でこまめにスポンジを取り替えるのが、一番かもしれません。
(文・嵯峨根きよみ)

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