【ポイントは粘度】圧力鍋でカレー・シチューを作るのはどうして危険?
実際、これらによる事故は数多く起きています。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は圧力鍋の事故に関する情報も収集・発信しており、同機構検索サービスで検索すると、圧力鍋の事故は38件発生しています。
“シチューを作ろうと材料を煮込んでいると、煮汁が噴き出したため、火を止めて鍋の蓋を開けたら、更に内容物が吹き出して手に火傷を負った。(事故発生地:大阪府)”
“当該製品にカレーの具材と水を入れて調理を行い、圧力表示ピンが上がったので、火を消そうとしたら、具材とともに鍋の蓋が飛び、火傷を負った。(事故発生地:埼玉県)”
時短に繋がり便利な圧力鍋ですが、正しい使い方をきちんと知っておくこと。事故を未然に防ぎ、おいしいご飯を楽しみましょう。
(文・団子坂ゆみ/考務店)