【図解】投資信託の利回りの誤解。30%越えを狙うのは大間違い!
見返り:運用の世界においてはしばしばリターンと呼ばれる。リターンは過去二十年間などの平均リターンを指す場合や、これから期待できる期待リターン(期待収益率)を指す場合などがある。ただ、未来は不透明なのでリターンは「あまりあてにならない」存在だと考えられる。
※図解は筆者作成
投資信託の分配金利回りとはどんな意味なの?計算方法は?
一般的に投資信託の分配金利回りとは、一年間で得られた分配金を現在のお値段(基準価額)で割ったものを指します。一例を挙げましょう。
- Xファンドから、分配金が年間で600円出た。
- いまのXファンドの価格が1万円だ。
- 600÷10000=0.060.06×100=6%
この場合、Xファンドの過去一年間の分配金利回りは6%だった、ということです(税・手数料無視)。
ここだけを見ると「分配金利回りが高いファンドが儲かる・良いファンド」と思い込みがちです。
分配金利回りとは、一年間で得られた分配金を現在のお値段で割ったもの。
投資信託の利回りとなる利益にはどんな種類があるの?
先ほど少し触れましたが、投資信託の利回りを構成しているモノには、
インカムゲイン→保有していて得られる分配金などキャピタルゲイン→売却差益があります。