2019年12月14日 14:00
これで丸わかり!【外貨預金】で失敗しないための基礎知識を金融の専門家が徹底解説!
為替手数料は金融機関によって異なります。従来型の銀行よりネット銀行の方が手数料は安い傾向にあります。
大手銀行の為替手数料は片道1ドル=1円ですが、ネット銀行大手のソニーでは15銭としているなど、大きな違いがあるのです。
為替差損
為替レートによって利益が生じたり、損失を被ったりすることを「為替リスク」といいます。外貨預金は、外貨建ての元本と利息は保証されているものの、円高に進むと円ベースで元本割れになる恐れがあります。
また、通貨によっても値動きが異なります。米ドルやユーロなど先進国通貨よりも、ブラジルレアルや南アフリカランドなどの新興国通貨の方が為替レートの変動は大きくなります。
一般に、金利水準は新興国通貨が高いものの、為替リスクも高くなるということに注意が必要です。
為替リスクを軽減させるには、分散投資が有効です。分散投資とは、値動きの異なる複数の通貨を組み合わせる方法です(通貨の分散)。
先進国と新興国など、異なる値動きの通貨で外貨預金をしていれば、ひとつの通貨で損が出ても、他の通貨で利益が出たりして、損失を軽減させる効果があるのです。
初心者は積立投資がおすすめ
為替レートは短期的に大きな動きを見せても、長期的に見れば戻ることがあります。