個人事業主は屋号付き口座開設をすべき?メリット&おすすめ比較をFPが解説!
や「事業主貸」などとする必要があり、記帳の手間が増えることになります。
一方、ビジネス用の口座を開設していると、生活費などをまとめてプライベートの口座に移す際のみ「事業主貸」とすればよいだけなので、記帳が楽になります。
また、確定申告を税理士に代理してもらっている場合は、帳簿をつけるために通帳の中身を見せることになります。ビジネス用の口座を作っていないと、通帳を見せるときにプライベートな内容まで見せることになり、嫌だという方もいるでしょう。
事前にビジネス用の口座を作成していれば、こうした心配をする必要もなくなります。
屋号付き口座を持つことで会社名義口座を持つのと同じような効果を得られる
もう1つのメリットとして、屋号付き口座を持つことによって、会社名義口座を持つのと同じような効果を得られるということが挙げられます。
例えば、ネットショップを経営しているようなケースでは、振込先として銀行口座を提示することがありますが、こうしたとき、個人名の口座より屋号付きの口座の方が安心感を持たれやすくなるでしょう。
また、複数の事業を行っている場合には、事業別に屋号をつけることで口座を分けられるというメリットもあります。