家財保険の相場はいくら?平均金額&選び方のポイントをFPが解説!
と「時価」なら新価を選ぶ
火災保険における建物や家財の評価の算定基準に、「新価」と「時価」があります。通常、新規で火災保険に加入する場合の保険金額は、特に指定しなければ「新価」で契約されています。
「新価」とは、建物や家財を新しく調達しなおすのに必要な金額のことです。保険金額が新価で設定してあれば、火災で建物が全焼して家財をすべて失っても、保険金で新たに調達しなおすことができます。
これに対し、「時価」とは経年劣化を考慮した保険の対象の評価額を言います。「時価」方式で火災保険を契約すると、保険金を受け取るときに、損害を受けた家財を元に戻すことができなくなります。もし、既に契約している火災保険が「時価」方式である場合、早めに契約しなおしましょう。
補償範囲を適切に選択する
火災保険の補償の対象になるのは火災だけではありません。
基本的な自然災害以外にも、さまざまなリスクが補償対象になっています。当然、補償範囲が広ければ保険料も高くなりますので、どこまでをカバーすべきかよく検討しましょう。
- 火災・落雷・破裂または爆発
- 風災・雹災・雪災
- 水災
- 建物外部からの物体の衝突等
- 水濡れ
- 騒擾または労働争議等
- 盗難
- 不測かつ突発的な事故(汚損・破損等)