しかし、当時は今のように靴底がしっかりしたものではなく、一枚の革で足を包んでいるような靴だったようです。あと、コロンブスを社名としている有名な日本の靴クリームメーカーもあります。
アメリカ靴のここがすごい。
さて、現在、そして紳士靴の話になりますが、「グッドイヤーウェルテッド製法」って聞いたことがありませんか?これが生まれたのがアメリカなんです。
紳士靴の作りはそれまでハンドソーンウェルテッド製法が主流。靴を作るときに手縫いが当たり前でした。これをミシンで行うようになり「グッドイヤーウェルテッド製法」と呼ばれるようになりました。
この製法を19世紀後半に発明したのがチャールズ・グッドイヤー2世。
圧倒的に作業効率が上がり大量生産が可能になりました。
独自の木型で履き心地を追及しており、いまでもチャッカブーツで人気なオールデンは1844年に設立。1952年より矯正靴の生産も始めています。1922年には、360度グッドイヤーウェルテッド製法での作りにこだわりを見せるアレンエドモンズが誕生。
それより先にも1880年、イギリスからの靴職人がアメリカで創業した老舗ブランドであるジョンストン&マーフィー。