結婚、妊娠、子育て…デリケートな相談に「どこまで言ったら…」と悩んだ時の境界線
そこで心がけてきたのは、以下のことでした。
アドバイスしない
まずはアドバイスをしないことです。相手の話をよく聞いていると、「自分はどうしたいか」「何を言ってほしいか」という答えは相手自身が持っていることが多々。話を聞いているうちに、本人もそちらの方向へ話を持っていきます。
アドバイスしたくなるときもありますが、それが「相手にとってのベストタイミング」かはわかりません。「アドバイスをしても結局話は聞かず、言われたのと同じ失敗をしてやっと聞く耳を持った」という経験が筆者自身にもあり、話を聞いても実際に体験しなければ納得できないところが人間にはあります。
相手のタイミングを見守るのも、友人の務めのひとつでしょう。
言うことで分かること
とはいえ、一方で友人がいつも同じことで悩んでるけど何も行動せず、タイムリミットも近そうだという場合もあります。
相手のためを思えば、やっぱりアドバイスすべきという場合もあるでしょう。
そういうときにはアドバイスも大切。大切なのは言いかた・表現です。「こうすべきでしょ」などの断定的な表現や、上から・下から目線と取られそうな表現には気をつけます。あくまで中立的な立場で、相手を思う言葉も付け加えて伝えましょう。