やめる勇気も時には必要。「苦手の克服」よりも「自分の得意なこと」を伸ばそう
自分の得意なことを伸ばすべき
一方で同僚は、同じ電話本数をかけても話せる回数が多く、会話時間も長め。顧客のことをよく知り、自然と商品を勧め、断られてもあの手この手で納得してもらいます。相手の懐に入るのも早く、顧客に可愛がられているとも感じました。
この経験から学んだ教訓は、以下の通り。
①苦手なものは普通レベルに達するのさえ年月がかかる
②努力しても普通以上にはなれない
③自発的に向上(勉強や練習など)しようという気が不足するため一流にはなれない
④「自然に」ができない
⑤「なんとなく『こうやれば上手くいく』ということがわかる」という感覚がない
⑥他に得意な人は沢山いる
苦手なことは自分の役割ではなく、自分も得意なことをすべきであると気付いたのです。
得意なことをしていても、人生は短い
上記の教訓を学んだ後、「好きで得意なことだけをする」と決めた私は、今の仕事をしています。そこでまた気付いたのが、「好きで得意なことだけをしていても、人生は短い」ということでした。好きなことを1つ極めるにしても、初めに圧倒的な練習量と勉強をこなし、慣れ、常に情報収集を欠かさず自己研鑽し、様々な立場や視点から見る…などしていると、やはり時間があっても足りないと感じます。