くらし情報『「精神疾患を正しく理解し、子ども自身に寄り添い、支援する自信が持てる」教員向け動画プログラムを開発。プログラムの有効性も実証され3/18より無料配信』

2023年3月20日 08:30

「精神疾患を正しく理解し、子ども自身に寄り添い、支援する自信が持てる」教員向け動画プログラムを開発。プログラムの有効性も実証され3/18より無料配信

「精神疾患のある親をもつ子どもの多さ」でした。今後の行動としては、多い順から「子どもの背景を丁寧にみる」「寄り添い続ける」「困っている子どもに気づけるようにする」などの他、「学校全体で対応する」などの組織的対応もあげられていました。

考察

本プログラムは、精神疾患の親やその子どもの対応への困難感を減らすことに十分な効果があり、知識や行動にも効果が見られました。


研究責任者 蔭山正子教授 まとめ

これまでの研究から、精神疾患の親をもつ子どもを発見する難しさが明らかになり、子ども自身から、SOSを出させようとするには限界があると考えました。
子どもたちが、学校で先生にしてもらって嬉しかったことは、話を聴いてくれたこと、認めてくれたこと、気にかけてくれたことなどであり、性急に家庭の問題に介入するのではなく、まず子ども自身に寄り添うことが大切だと考えられました。
また、精神疾患への偏見は、子どもが問題を隠すことにつながるため、周囲の正しい理解が必要だと考えられました。

本プログラムは、30分と短い動画であるため、学校の研修などで使っていただきたいです。教員個人の努力だけでは対応が難しいこともあるので、視聴後に学校の対応を一緒に考えるとより効果的だと思います。

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