くらし情報『弘前大学・京都大学との共同研究で健康ビックデータから『女性のメンタル不調』に『鉄分不足』が関係していることを確認』

2023年3月8日 11:00

弘前大学・京都大学との共同研究で健康ビックデータから『女性のメンタル不調』に『鉄分不足』が関係していることを確認

を実施

➀メンタル不調と赤血球数
赤血球を構成するヘモグロビンの合成には鉄分が必要であることが知られています。
解析により、「ゆううつだ」「仕事が手につかない」といったメンタル不調が表れているグループの方が赤血球数の平均値が有意に低値であり、鉄分不足とメンタル不調の関係性が示唆されました。(図2)

弘前大学・京都大学との共同研究で健康ビックデータから『女性のメンタル不調』に『鉄分不足』が関係していることを確認

図2メンタル不調と赤血球数

②メンタル不調と血清フェリチン
「物事に集中できない」、「仕事が手につかない」といったメンタル不調が表れているグループでは、血清フェリチンが有意に低値でした。さらに、血清フェリチンが25 ng/mL未満は貯蔵鉄が減少している「鉄分不足」とされていますが、メンタル不調が表れているグループでは平均値が25 ng/mL未満であり、「鉄分不足」が認められました。
(図3)

弘前大学・京都大学との共同研究で健康ビックデータから『女性のメンタル不調』に『鉄分不足』が関係していることを確認

図3メンタル不調と血清フェリチン

③CES-D値と血中鉄関連成分
CES-Dは抑うつ傾向の程度判別に用いられる調査票で、うつ病の1次スクリーニングに使われます。CES-Dの26点以上を抑うつ傾向グループとした場合、抑うつ傾向グループの方が血清フェリチン、ヘモグロビンが共に有意に低値であり、抑うつ傾向グループの血清フェリチンは鉄分不足の水準以下(25 ng/mL未満)

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