ミステリーの醍醐味が詰まったノサカラボ『ゼロ時間へ』開幕!
原嘉孝主演、紅ゆずる、鳳翔大、一色洋平らの出演するノサカラボ『ゼロ時間へ』が、10月3日に東京・三越劇場で開幕した。東京は10月9日まで、10月13日・14日は大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演する。
原作は、「ミステリーの女王」と呼ばれる推理小説作家アガサ・クリスティーが1944年に発表した同名の長編小説。常に殺人から始まる従来のミステリーの常識を覆したと高い評価を得た野心作で、舞台化のほか、ドラマや映画で何度も映像化されている。今回の演出は、ノサカラボの主宰でミステリーやコメディを緻密に丁寧に演出することで知られる野坂実が手掛けている。
物語の舞台となるのは、イギリスの田舎にある貴族、レディー・トレシリアンの邸。この邸に、家族や友人など親しい人々が集まるが、その空気はどこか緊張をはらんでいる。その原因となっているのは青年貴族のネヴィルで、彼は妻のケイだけでなく、前妻のオードリーもこの邸に誘っていたのだ。
そんな不穏な空気の中で、ある朝、レディー・トレシリアンが何者かに殺されて……。
ハンサムなスポーツマンで人気者だが前妻に思いを残しているネヴィル役に原嘉孝が扮し、闊達で爽やかな中にも愛の葛藤をのぞかせる。