国際的に高く評価を受ける演劇カンパニーTheatre Company shelf 『バイオ・グラフィ: プレイ(1984)』上演決定 カンフェティでチケット発売
等からなるテキストコラージュ作品)等。
劇作家紹介:マックス・フリッシュMax Frisch (1911-1991)
スイスの劇作家、小説・散文作家、建築家。チューリヒ生まれ。
1930年から『新チューリヒ新聞』文芸欄に記事を寄せる。1934年に最初の小説を出版するが、1936年から建築を学び、1954年まで作家とならんで建築家としても活動する。第二次世界大戦の終結を目前に控えた1945年に劇作家としてもデビューし、戦後のスイスとヨーロッパを鋭く批判する作家として注目される。
演劇の代表作に、ナチ台頭を許したドイツおよびヨーロッパの市民社会を批判する『ビーダーマンと放火犯たち』(1958)、ユダヤ人差別問題を個人と集団とが作り出す他者に対する偶像に問う『アンドラ』(1961)、「私」の可能性と他者との関係性を追求するフリッシュ独自のドラマツルギーの実践である『バイオ・グラフィ:プレイ』(1967)などがある。散文では、個人の記録に虚構の物語、現代史的出来事への考察、文学・演劇論などを組み込んだ日記形式の作品『日記1946-1949』(1950)および『日記1966-1971』(1972)