今こそ見直そう穀物のチカラ ~穀物をおいしく、みんなを健康に~
「今こそ見直そう穀物のチカラ」は株式会社はくばくが大麦や雑穀を始めとした穀物の持つ様々な健康機能を紹介し、穀物を通して人々の健康と豊かな食生活を実現していくために発行するニュースレターです。
今回はVol.8として、「糖質はカットではなく質に注目してチェンジ!生活習慣病を予防しよう」についてお伝えします。
糖質はカットではなく、質に注目して“チェンジ”を
糖質制限によるダイエットは、ブームを超え定番のダイエット法として浸透しています。しかし糖質は、人間が生きていく上で欠かせない大切なエネルギー源です。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、1日に摂取するエネルギーの50~65%を糖質(注)から摂るという目標量を定めています。※1
主な糖質源となるのは米やパンなどの主食です。しかし精白米や精製度の高い小麦粉で作った白パンの場合、糖質がたっぷりと含まれる一方、血糖値の急上昇を抑える食物繊維の含有量が少ないため、過度の摂取は肥満や生活習慣病の原因となるおそれもあります。
重要なのは、エネルギーとなる糖質をむやみに“カット”するのではなく、摂取源を精白米や白パンから、大麦や玄米、全粒の小麦粉で作ったパンなど、精製度が低く食物繊維が豊富な穀物に“チェンジ”することです。