【星のや京都】紗の着物をまとい、川床会席で涼を楽しむ滞在プログラム「奥嵐山の納涼滞在」開催|期間:2022年7月1日~8月31日
青もみじがやわらかな影をつくる納涼床で、間近に落ちる滝の音や水の涼しさを感じながら涼を味わえるひとときです。
*2氷池(ひいけ)に張った氷を切り出して貯蔵しておく室
*3『枕草子』第四十二段「あてなるもの」削り氷に甘葛入れて、あたらしき鋺に入れたる
【宵】渓谷の夏の宵をひとり占め。水辺の川床会席
宵には大堰川(おおいがわ)にせり出すようにつくられた空中茶室を貸し切り、川床会席を楽しみます。平安貴族は自身の邸宅の広大な庭に釣殿(つりどの)*4 をつくり、涼みながら食事をしていたとされていました*5。夕日に照らされて川面がきらきらと輝く夕暮れ時から、日が落ちて風が心地よくなる宵まで、渓谷のダイナミックな情景の変化をひとり占めしながら食事ができます。
*4寝殿造りの南端の池に臨んで建てられた周囲を吹き放ちにした建物で、納涼・饗宴に用いられた
*5『源氏物語』第二十六帖 常夏
【夜】涼しげな音色に耳を傾ける。
水辺の夜奏会
毎週土曜日と日曜日限定で、水の庭に設置した納涼床で水辺の夜奏会を開催します。夜奏会で奏でられる楽器は龍笛(りゅうてき)*6 で、軽やかで透き通るような音色を持つ横笛です。