2022年9月17日 08:30
「震災と障がい」をテーマにした舞台に南野陽子が主演。演劇をもっとバリアフリーに!
モデルとなった障がい者施設『ふたばの里』を立ち上げた早川千枝子さんのところに通い取材を重ねるうちに、南野さんにこの舞台に出演していただけないだろうか…という想いが大きくなっていきました。
もともと様々なボランティア活動などもされている南野さんに「一緒にこの舞台を創っていただけないか?」とオファーをしたところ、「ぜひやってみたい」と快諾していただけました。
南野陽子さんと横浜桜座
全ての人にエールを!!
「なくなるカタチとなくならないキモチ」制作のために、福島県楢葉町にある障がい者施設「ふたばの里」に何度も足を運んで取材を重ねました。そこで見聞きした話はあまりにも衝撃的で、震災についてや原発事故について、少しでも勉強して、気持ちはそこで暮らしていた方に寄り添っていたつもりでいても、これまで公に語られていなかった事実や、そこで暮らす当事者でしか分かり得ないことがたくさんあるのだと、改めて思い知らされました。そしてこの物語の主人公を、普段から福祉に目を向けていらっしゃる南野陽子さんが演じてくださることに大きな意義を感じます。小劇場の、手が届きそうなくらい近い距離となる舞台での南野さんの演技をぜひ観ていただきたいと思います。