2023年5月19日 11:30
五感に訴えかける、舞台ならではの魅力ある作品 校條拳太朗らによる舞台『珈琲いかがでしょう』開幕!
ひょんなことから青山を店に泊めることになるアケミを演じる進藤は、パワフルでキュートな「ママ」として、ここまでとは少し毛色の違う物語を好演。 元バリスタチャンピオンで珈琲界の重鎮・モタエを演じる斉藤は、珈琲に関する様々な知識をイキイキと語り、珈琲への愛情を感じさせる。
そして、青山を探すヤクザ・杉三平(久下恭平)や舞台のオリジナルキャラクターである小比類巻(芹沢尚哉)は、怪しい動きで不穏な空気を作り出したり、かと思うとお茶目な一面を見せたり、存在感を発揮していた。
物語は原作をベースにオムニバス形式で進む。各話がぎゅっとまとまっているものの、キャスト陣はキャラクターたちの個性やチャームポイントをしっかり見せ、愛すべき人々を描き出していた。舞台オリジナルのキャラクターもいるため、原作やドラマのファンも、新鮮な気持ちで楽しめるのではないだろうか。
珈琲によってもたらされる変化や珈琲を通して繋がる人と人の関係、優しくほろ苦い物語を、ぜひ劇場で体感してほしい。
本作は5月17日(水)より21日(日)までシアター1010で上演。
5月18日(木)18:30公演と5月19日(金)13:30公演、18:30公演ではアフタートークショーが行われるほか、5月19日(金)