島根県にて、古民家のリノベーションで社会問題の解決に取組む「古民家上手」さんにインタビュー!!!
――地域経済分析システム(RESAS:リーサス)を知ったのは、そのときが初めてでしたか?
橋本「はい。応募資料を作成する過程でRESASを活用しました。ほかの地域と比較しながら、松江市の現状を可視化できたのはありがたかったです。総人口の変化や人口の流出など、発表には使わなかったデータも島根県の全体像を把握するのに必要でしたし、RESASには載っていなかった外国人人口や空き家の増加傾向も統計的に相関がありそうだと推測できました。有効に使えたと感じています。」
佐藤「現在も空き家を大学寮とする事業について関係各所と交渉中ですが、RESASのデータはエビデンスとして役立っていると感じます。私は今、地方創生に関する仕事にも関わっていますが、そこでもRESASを活用しています。」
地方審査を通過した後は、全国第一次審査および最終審査に向けて資料をさらにブラッシュアップしていきました。企業のトップや大学教授などの有識者からなる地方審査員からのフィードバックを取り入れつつ、持続的な取り組みが可能になるよう経営面でのアイデアについて具体性を強化していったそうです。その結果、2020年度の大学生以上一般の部においてみごと地方創生担当大臣賞を受賞しました。