市場全体では前年比1.9%減も、AVや生活家電は回復基調 - 2024年上半期 家電・IT市場動向 -
タイプ別にみると、コンパクトカメラが数量前年比28%増、レンズ交換式カメラは同21%増と、いずれも好調に推移した。コンパクトカメラは低価格帯の販売が拡大したことにより税抜き平均価格は前年比4%減、レンズ交換式カメラの平均価格は引き続き上昇し同3%増だった。デジタルカメラ全体での平均価格は、前年並みの95,000円となった。
交換レンズも、前年比17%増の28万本となった。ミラーレス一眼用レンズが数量前年比24%増とけん引した。交換レンズの平均価格は前年から5%上昇の105,000円となった。
【生活家電市場】
冷蔵庫は前年並みの210万台となった。容量クラス別の数量構成比は小容量(200L以下)で前年から2%ポイント増の46%となった。
中容量(201-400L)は前年から1%減の21%、大容量(401L以上)も同1%減の33%となった。401L以上の大型冷蔵庫の平均価格は前年から1%上昇した。しかし小型冷蔵庫の構成比が拡大したことで、冷蔵庫市場全体の税抜き平均価格は前年から3%下落した。
洗濯機は前年並みの260万台となった。(図4)。タイプ別の数量構成比は前年から変わらず、ドラム式が20%、縦型が78%、二槽式が2%となった。