2023年10月17日 07:00
ストレス社会を生き抜くお勧め本 舟木彩乃著『「なんとかなる」と思えるレッスン 首尾一貫感覚で心に余裕をつくる』刊行
簡単に言うと
「大変な仕事、しんどい人間関係、ストレスフルな出来事があっても、明るく健康に生きる力」
といえます。そのため、別名「ストレス対処力」とよばれていて、主に下記の3つの感覚で構成されています。
■把握可能感(「だいたいわかった」と思える感覚)――自分の置かれている状況や今後の展開をある程度、把握できると思うこと
■処理可能感(「なんとかなる」と思える感覚)――自分に降りかかるストレスや障害にも対処できると思うこと
■有意味感(「どんなことにも意味がある」と思える感覚)――自分の人生や自分自身に起こることにはすべて意味があると思うこと
「働く人のため」のストレスマネジメント術を図やイラストをつかって解説
著者の舟木さんは、悩みを抱えて相談にくる人たちに最も不足しているのは、首尾一貫感覚の3つの感覚のなかでも「処理可能感」、「なんとかなる」と思える力だと指摘しています。
本書では、「なんとかなる」と思える感覚である<処理可能感>を中心に、首尾一貫感覚の高め方を伝えています。具体的には
・自分がいる環境のルールや規則を調べる
・人の力を頼って成功体験を積む
・「うまくいったこと」を日記に書く
・似たような状況の人の本を読む
・ストレス解消法をストックしておく
・問題に向き合うべきか、状況を整理する
といったことが有効です。