くらし情報『大阪初の洋式ホテル開業で外交を支えた夫婦を描く 直木賞作家の朝井まかて最新長編『朝星夜星』発売』

2023年2月17日 17:00

大阪初の洋式ホテル開業で外交を支えた夫婦を描く 直木賞作家の朝井まかて最新長編『朝星夜星』発売

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2023年2月15日に『朝星夜星(読み:あさぼしよぼし)』(朝井まかて著/2420円税込)を発売しました。本書は、直木賞作家の朝井まかて氏の最新作となる長編小説。幕末の長崎で洋食屋を始め、明治の大阪でレストランとホテルを開業した、日本初の西洋料理人である草野丈吉(じょうきち)の半生を、妻ゆきの視点で描きます。激動の近代日本に躍動した男たちと、新時代の外交を“料理”で支えた夫婦の物語です。

目次

・五代友厚の“推し”で日本初の洋食屋を開業
・ホテル開業は五代と後藤象二郎の肝煎り
・「自由亭」は昔から気になっていたテーマ
・『朝星夜星』について


大阪初の洋式ホテル開業で外交を支えた夫婦を描く 直木賞作家の朝井まかて最新長編『朝星夜星』発売

『朝星夜星』表紙

五代友厚の“推し”で日本初の洋食屋を開業

草野丈吉(1840~1886)は、長崎の出島でボーイや洗濯係をしながら西洋料理を学び、コック見習からオランダ総領事の専属となるまでに腕を磨いた、日本の西洋料理人のパイオニアです。作中で、妻のゆきが「美しかあ。星々のごたる」と舌鼓を打つ丈吉の料理は、薩摩藩の御家中である五代才助(友厚)の目にも止まります。五代に「西洋の人間ば知るには同じ物ば食して、躰で知ること」と背中を押されて長崎で始めた洋食屋が、のちの「自由亭」です。
その五代から川口居留地外国人止宿所の司長に抜擢された1868年(明治元)

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