【界 霧島】~職人、生産者と行うご当地文化体験「手業のひととき」3年目に突入~「杜氏から教わる本格焼酎と醸造蔵見学」2つの蔵で開催|2023年3月1日~2024年2月29日
中村酒造場では、すべての工程において機械を一切使わず、手仕事で行います。中村氏から焼酎づくりのこだわりを聞きながら、丁寧につくられていく過程を知ることができる体験です。また今回特別に、中村酒造場で焼酎をつくる過程で使用する、霧島連峰の伏流水を汲み上げた地下水を用いた「前割り」を味わいます。鹿児島県では焼酎をたのしむ方法のひとつとして、あらかじめ好みの濃度まで水を加えておく「前割り」があります。焼酎と水を合わせ、数日間寝かせることで、焼酎と水がなじみ、まろやかな甘みのある味わいを楽しむことができる飲み方です。蔵人のみぞ知る味わいを体験できます。
■焼酎研究を極める「国分酒造株式会社」
1970年に鹿児島県霧島市にて、蔵元10社が集まってできた酒造会社。業界初の米麹を使わない、さつまいも100%の芋焼酎醸造や、絶滅状態にあった芋を苗から復活させて焼酎開発を行うなど、常に独自の焼酎作りを行っています。
杜氏安田 宣久(やすだ のぶひさ)氏
1986年に蔵人として国分酒造に入社し、その後杜氏に就任。過去の文献や歴史から着想を得た焼酎や、香り焼酎の開発など、独創的な焼酎づくりを行っています。