2024年3月12日 11:00
魚でやるなら、日髙見(ヒタカミ)だっちゃ!|宮城県石巻市「平孝酒造(ヒラコウシュゾウ)」さんを、松島一の坊スタッフが訪ねペアリングを学びました
が魚介類と相性がよい理由
「唎酒師(キキサケシ)」の資格を持つ松島一の坊の佐藤は、お客様から「超辛口って、珍しいね」と声をかけられることがあり、平井社長へ「なぜ、辛口でもない、超辛口なのか」と尋ねました。
平井社長はひと言で「どんな酒をつくっているかと聞かれれば、魚に合う酒」と応えます。石巻はフレッシュな魚が愉しめる場所であるから、魚にあわせてその地で造る日本酒も、絞って火入れして貯蔵する鮮度を大切にしているそう。そして魚の脂質に合わせて楽しめるよう、すっきりとした「超辛口」に仕上げている。
さらに「酒だけが個性的なのではなく、合わせる料理に合わせる。日髙見は、料理に寄りそって引きたてる役割を担っている」と続けます。日本酒もワインのマリアージュ同様、味わいの補完・味わいの同調・味わいの干渉(相反する味わいをぶつける)があり、このうち、米と水から造られる日本酒は味わいの同調、料理に寄りそって引きたてることが大切、と考えているそう。
◆酒だけが個性的なのではなく、寄りそって引きたてる役割を担う
日本酒が料理に寄りそって引き立てるためには、料理の脂質との相性が重要になる。