くらし情報『『西園寺さん』松村北斗の”繊細な演技”に制作陣も圧倒された ドラマP「いつも心が揺さぶられました」』

『西園寺さん』松村北斗の”繊細な演技”に制作陣も圧倒された ドラマP「いつも心が揺さぶられました」

──制作において苦労したことは?

「家族って何?」「幸せって何?」というところに切り込んでいくのは、最初に考えていたよりもずっと難しかったです。また、さまざまな価値観が尊重されるようになり、答えなんてない時代。そんな中でこのドラマなりの答えや考えを見つけていくのはとても大変でした。それでも、キャストもスタッフも、みんなで一緒に楽しみながら取り組めたので、このチームなら大丈夫だと思えました。原作のひうら先生がアイディアをくださることもあって、本当に心強かった。まさに全員が一丸となっていました。チームのスローガンは、原作にある西園寺さんの言葉「迷ったときはワクワクする方へ」。そのスローガンを胸に、皆でワクワクする方に進めた気がしています。
このドラマを作れたことで、私自身もこれまで持っていた固定概念やリミッターを少し外すことができた気もしています。

■周りにいそうでいない西園寺さんと松本若菜の共通項

――西園寺さんを松本さんにお任せしてよかったと感じた瞬間は?

実は、西園寺さんはとても難しい役なんです。なかなかいない強烈な個性を持ったキャラクターだけど、どこか身近にいるような感じがする人にしたかった。

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