くらし情報『杉良太郎、戦争根絶へ必死の訴え「日本が世界をリードしていくぐらいの気概が」 『芸能活動60年 福祉活動65年 傘寿「感謝の宴」』で』

杉良太郎、戦争根絶へ必死の訴え「日本が世界をリードしていくぐらいの気概が」 『芸能活動60年 福祉活動65年 傘寿「感謝の宴」』で

芸能界に御曹司でもなく、名優の息子でもない、ボウフラのようにわいて出てきた役者は、なかなか生きていくのは大変でした。そのためには、自分が体を張って、なんでも自分が一心に、なんでも自分で受けて、私はズタズタになろうと、プロダクションがあっても誰1人、マネージャーも誰も代わってくれる人はいませんでした。全部自分でやったんです。そして日本一のギャラを取るようになりました。そこでプツンと切れて「人生これでいいのかな」、「人気とはなんだ」とまた難しく考えるようになった。

私の生きる道は芸道だけではない。何か世の中のために1つでも役に立ちたいんだっていう気持ちはずっとありました。親に言われたわけでもなく、中学3年生で刑務所で歌を歌ったのが最初なんですけれど、その頃から養老院をめぐって、また身障者の子どもたちのところへ行くという習慣がついていったんです。


こういった性格ですから、本音しか言えません。建前ができません。考えてみると、心から心から笑っている写真はあまりない人間です。ほとんどが作り笑いで、心から笑えない自分がいます。私が80歳になって思い残すこと、まだやりきれていないこと、絶対にやれないことですが1つ大きな思いを持っています。

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