渡辺満里奈、「普段と変わらない日々を心掛けた」夫・名倉潤のうつ病振り返る 「自分を大切に」と患者にエール
それに対して、実際には同じようなうつ病の症状を持った人たちから温かいメッセージを受け取ったとし、「社会の理解が一番大切なんだと実感しました」と語った。
そして、うつ病の患者に対して「自分自身を大切にしてほしい。親しい人や医療機関に不安を話すだけで気持ちが楽になる」と呼び掛けた。
日本うつ病センター名誉理事長の樋口輝彦氏とうつ病患者の家族向けコミュニティーサイト「encourage」を運営するベータトリップ代表取締役で、自身もうつ病を経験した林晋吾氏が登壇。
樋口氏はうつ病の症状や受診のタイミング、周囲のサポートの仕方などを解説。周囲の接し方について言及し、暖かく見守るや共感、受容するなどは「やって良いこと」とする一方で、励ましや気分転換させる努力などは「やってはいけない」と警鐘を鳴らした。
林氏は自身の経験と共に、早期の復帰に焦り、うつ病の再発を繰り返してしまったとし、母親のサポートが支えになった経験を紹介した。樋口氏、林氏、渡辺が医療従事者、当事者、当事者の家族という異なる立場からメンタルヘルス(精神的健康)に関心を持つ重要性を語り合った。
10月10日の「世界メンタルヘルスデー」