笑福亭鶴光、ラジオに大切な“親密感”「座ってしゃべるだけはAIでも変わらん」 これからも「このスタイルでやります」【独占インタビューVol.5】
笑福亭鶴光 (C)ORICON NewS inc.
「わんばんこ!」。1970年代~80年代にかけて『オールナイトニッポン』で全国のティーンエイジャーの夜をつややかに、そして刺激的に彩ってきた笑福亭鶴光(76)が、今年でニッポン放送パーソナリティ歴50年を迎えた。今は夕方を主戦場に、リスナーを楽しませている鶴光に独占インタビューを敢行。『オールナイトニッポン』デビューから今のラジオ界まで、縦横無尽に語ってもらった。Vol.5では、今のラジオ界について鶴光の思いに迫る。
『オールナイトニッポン』が終わってからも、ニッポン放送で夕方の番組などをやり続けてきました。正直、よそからも引きはあったんですよ。ゲストでTBSラジオも文化放送も、FMにも行ったけどね、どうもね、やっぱここのスタジオが一番肌に合うというか、なんかこう、帰ってきたなっていう感じがする。
当時やっていたディレクターとかがみんな偉くなっていって、リスナーも一緒に歳を取っているから、それが楽しくて…。だから、深夜ラジオって、心の奥底にいまだに残ってしまってるんやろうな。60歳の人でも、自分が聴いていた高校生の時代にタイムスリップするような感覚になる。