くらし情報『『海に眠るダイヤモンド』初回から“伏線”が散りばめられている 新井順子Pが語る』

『海に眠るダイヤモンド』初回から“伏線”が散りばめられている 新井順子Pが語る

第1話を見たみなさんから「映画並みですね」と言ってもらえています。

──第2話ではそんな端島を台風が襲います。この場面の撮影エピソードも聞かせてください。

台風の撮影はとても大掛かりでした。一体何トンの水を使ったんだろう…。撮影では端島銀座全体に雨を降らせる装置を1日がかりで設置したり、水をかぶるシーンでは、ドラム缶5つ使った装置を作って勢いのある水の演出をしたり…。斎藤さんが撮影現場に用意された水の量を見て、「泳げそう」とおっしゃっていましたね(笑)。

──現代パートでは、これまでにない神木さんを見ることができますね。


ホストの玲央は、「見たことのない神木さんを作ろうと」とできた役柄。神木さんがロケに協力してくださったホストクラブの方々にいろいろ取材して、そこで聞いたエピソードを実際に芝居に生かされているのですが、それがとてもリアルで。同じ日に鉄平と玲央を演じたときには「切り替えが難しい」と言っていましたが、神木さんは没入型なうえに、一瞬でスイッチの切り替えができる俳優さんなんです。役を引きずることなく、カットがかかればすぐに素に戻れる。だから、前向きに生きている鉄平から、けだるい雰囲気で目が死んでいる玲央への移行が本当に見事でした。

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