『海に眠るダイヤモンド』初回から“伏線”が散りばめられている 新井順子Pが語る
──皆さんのキャスティングはどのように進められたのでしょうか。
主人公はすぐに「神木さんでいこう」という意見で一致しました。鉄平を巡る3人の女性(朝子、百合子、リナ)については、神木さんと並んだときにそれぞれ違った印象を醸し出す人たちに。なかでもリナ役は、お芝居はもちろん歌える人となるとなかなかいなくて…どなたにお願いするか悩みました。ダメ元で池田さんにオファーしたところ、お父さまが端島の隣の高島のご出身というご縁もあり、すぐに出演OKのお返事をいただきました。朝子役の杉咲花さん、百合子役の土屋太鳳さんとは、彼女たちが10代のころからご一緒していて。「また一緒にやりたい」とずっと考えていたこともあり、依頼しました。いづみ役の宮本信子さんには、「なんとかご一緒したい」という思いを込めてお手紙を書いて。
念願叶って皆さんに集まっていただけました。
──男性キャストの起用エピソードも教えてください。
進平役の斎藤(工)さんは、これまでずっとスケジュールが合わなかったのですが、今回ようやく出演してもらえました。鉄平の幼なじみの賢将役は、野木さんがイメージにぴったりな清水尋也さんにお願いしたいとおっしゃって。