ラップ、高学歴、キャスター…アイドルの新境地を切り開いてきた櫻井翔 紡ぎ出す“言葉”が応援の原動力に
“嵐あるある”といえば、嵐メンバー主演のドラマ主題歌で、主演を務めるメンバーがMVのセンターになるという流れがあるが、それもあいまって、MVやパフォーマンスの感想と同時に、当時のドラマの話題、バラエティでの活躍、メンバー間の関係性までエピソードが波及している。そのなかでも、キーワードがXでトレンド入りするほど突出して拡散されていたのが、櫻井翔にまつわるエピソードだった。
まず目を引いたのは、「国民の初恋」「とにかく顔が良い」というコメント。ファン心理としては、「顔がいいから応援していると安易に思われたくない」ということもあるはずだが、もはや脊髄反射といってもいいのだろうか。「Troublemaker」をはじめ、「Endless Game」「明日の記憶」など、当時のビジュアルについて言及するコメントが、まるでPCやスマホ画面からあふれ落ちるのではないかと思うほど、ズラリ。さらに引用コメントでは、それぞれが推す、その曲ごと、時代ごとの櫻井翔のリンクが貼られ、「~の櫻井翔くん見て」と、瞬間的なネットミームとして皆がこぞって同じフレーズを多用する。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」とは、ビートたけしによる初期の名言、名ギャグだが、「櫻井翔の顔、みんなで褒めたっていいじゃない」