【チケットプレゼント】『くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質』ーマテリアルとの会話を楽しむー【MiLuLu】
実践してきた物質との対話
六本木のサントリー美術館や浅草の文化観光センターにはじまり、2020年のオリンピック会場となる新国立競技場の設計に携わるなど、国内外で膨大なプロジェクトを抱えながら、疾走している世界的建築家である隈研吾。
これまで古今東西の思想に精通し、様々な外力を受け入れるとされる柔軟な建築を目指す『負ける建築』や、竹、木、土、紙といった自然素材を用いた「自然な建築」などの理念を実践してきた。
本展覧会では、隈研吾による約30年に及ぶプロジェクトを集大成して展観し、仕事で用いてきた素材に着目した建築設計やプロダクトデザインなどの蓄積を、時系列順ではなく主要なマテリアル(竹、木、紙、土、石、など)に分類し、“もの(物、物質)”という切り口から、人と環境をつなぐ建築の可能性に迫っている。
10種類の物質と、隈研吾のダイアローグ
隈研吾が用いる主要なマテリアルに沿って紹介される約80のプロジェクト。
模型やモックアップ(実物素材による原寸大の部分模型である)だけでなく、現場の施工や建設の様子を捉えて建物が出来るまでを追った映像、ダイアゴナルな立体格子の木材や透かしが美しい和紙などの素材サンプルから、隈研吾が手掛けた仕事を分かりやすく紹介している。