赤面症を治す方法はあるの?意識したい3つのポイント
赤面症は精神医学的には社会不安障害(対人恐怖)のなかに位置づけられています。
こうした対人恐怖は実はとても多くの方が悩んでいることにも関わらず、自ら治療を受けようとする方は少ないのが現状です。
さらに、対人恐怖は何もせずとも自然と治ってしまう自然治癒率はとても低いのです。
そのため多くの方が、そうした不安や苦痛を長い間ひとりで耐え忍んでいることが多いのです。
そこで今回は、赤面症のメカニズムと、クリニックなどで、認知行動療法を用いてどんな風に治療をしていくのかご紹介します。
もしあなたが赤面症で悩んでいたり、これからご説明することで思い当たることがあるようでしたら受診を考えてみるのも手。
まずは赤面症というのが、いったいどんなメカニズムで生じているのかを考えてみます。
赤面症の方が感じる恐怖には、
1.「自分は赤面するだろう」
↓
2.「人は自分の赤面に気がつくだろう」
↓
3.「赤面によって、人に変だと思われるだろう」
という3つの思考があります。
そしてそれに赤面症を含む対人恐怖が、長い間つづいてしまう3つのポイントが関係しているのです。
■1.意識を向ける先が自分自身へと向いてしまう
例えば、人前で話したり、誰かと会話をするとき。