イギリスの馬たちが、何年もかけて私に教えてくれたこと。【my lovely simple life in London vol.10】
、レッスンを受け、チャリティのイベントなどにかかわり必要な資金調達をしたりして、助け合いながらみんなでスクールを運営していたような感じが強い。そしてそこでみんなが、いろんな意味で「育って」いった。
私にとってはすべてが珍しく、しばらくは娘に付き添ってヤードに通っていた。
そんな私が「乗馬は70歳になってもできるのよ。ユカリはいつはじめるの?」とオーナーのジャンにいわれて、いい気になって乗馬をはじめ、そして馬の世界にクビまでどっぷりつかるのにたいした時間はかからなかった。
イギリスは、乗馬人口がきっと日本よりも多い。こちらの子は、バレエか乗馬を必ずといっていいほど小さい頃に経験している。娘の小学校の先生にも、「最近きみか(娘)は馬の話をよくしてくれるの。私もずっと馬が好きだから、話があうのよ」とうれしそうにいわれた。
バースデーパーティも、乗馬スクールに同じクラスのお友達をよんで馬の上で楽しんだりした。
娘も含めて子供たちは、そこで馬という動物との付き合いや、馬をはさんだ向こう側にいる仲間たちとの付き合いを学ぶ。