足元に伝統を。インドネシア発Jalan Sriwijaya(ジャラン スリウァヤ)の歴史深い革靴
シューズブランドJalan Sriwijaya(ジャラン スリウァヤ)は、もともと創業者のテデ・チャンドラによって1919年にインドネシアで誕生した靴工場。当時オランダの植民地だったインドネシアで、外国人向けのミリタリーブーツを作り始めました。その後、経営者の息子であるルディ・スパーマンがイギリスのノーザンプトンで修行を積み、紳士靴生産が可能に。ノーザンプトンといえば、最盛期では200以上の靴工場があった革靴の聖地。そこで彼は伝統的な手作業によるハンドソーンウェルテッド製法を習得し、さらに皮革生産で世界一のフランスで皮革の生産を学びました。
ほとんどがハンドメイド。職人の技が込められた製法
高級ビスポークシューズに用いられるハンドソーンウェルテッド製法は、アウトソールの縫い付け以外は全て職人によるハンドメイドで作られ、履いていくうちに自分の足の形に沈みが生まれるつくりになっています。莫大な時間と労力がかかり大量生産が困難な製法のため、ハンドソーンウェルテッド製法の靴はとても希少。
工場や職人も減少の一途を辿っている現状ですが、軽い履き心地と自分の足にぴったりとフィットした革靴は、世界中で愛されています。