ガレット・デ・ロワとフェーヴで、ささやかな新年のお祝いを。【普段着のフランス vol.1】
クリスマスという大イベントを終えたフランスのお休みは1月1日の祝日のみで、2日から何事もなかったかのように通常通りの世の中に戻ります。
私の職場も例外ではなく、まあその年によって多少のズレはあるものの、早速2日から慌ただしい日々がスタートしました。
まずはシャンパンで乾杯!そして、年明けに必ず登場するのが、ガレット・デ・ロワです。
もともとは、1月6日の公現節(公現祭)に食べるキリスト教のお菓子です。あまり詳しい歴史は省かせていただきますが、東方の三博士が、生まれたばかりのキリストの誕生を祝うために訪ねてきたとかいう、カトリックの祭日に食べます。
クリスマスが終わる頃になると、街中のパティスリーには一斉にこのガレット・デ・ロワが並びます。
パイ生地にアーモンドクリームを挟んで焼いただけのいたってシンプルなお菓子。アーモンドクリームの中にはフェーヴと呼ばれる陶器の人形(オブジェ)