くらし情報『開催レポ!五感を刺激するアート巡り「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020」のサテライトイベント「ARTISTS’ FAIR KYOTO2020 : BLOWBALL」』

開催レポ!五感を刺激するアート巡り「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020」のサテライトイベント「ARTISTS’ FAIR KYOTO2020 : BLOWBALL」

彫刻で男性像を作るという行為を、日本人としてポップに解釈してみせた。

開催レポ!五感を刺激するアート巡り「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020」のサテライトイベント「ARTISTS’ FAIR KYOTO2020 : BLOWBALL」
Photo: 前端紗季
書家・ハシグチリンタロウは、屏風などに書いた作品とともに、日々考えたことや作品の構想のアイデアを綴っている膨大なノートを展示した。「(スマートフォンなど)様々なツールが登場し、世の中の在り方が変わるなかで、“書く”というアナログな行為の意味を改めて探求したい。完成した作品のみだけではなく、僕が日常のなかで思考し、表現するという一連の流れを“活動”として見てもらえるようにしたかった」とハシグチ。作家が在廊し、制作プロセスにも触れることもできる、本イベントならではの展示だった。


開催レポ!五感を刺激するアート巡り「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020」のサテライトイベント「ARTISTS’ FAIR KYOTO2020 : BLOWBALL」
Photo:前端紗季
他にも、日常にノイズをもたらすような映像を制作するトモトシや、看板がもつ新たな可能性を探る廣田碧など、興味深い作品が多く見られた。相磯桃花、柄澤健介、木村翔馬、山城優摩、またアドバイザリーボードの名和晃平とのWネームでの発表となった白木良、この会場で展示するために制作された新作も多く、どれも目をみはるクオリティの高さで非公開となったことが惜しまれる。

●サテライトイベント「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2020 :BLOWBALL」

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