とコメント。最後に「私の映画は『CUT』と言いますが、映画祭の開幕を記念して、こう言いましょう。アクション!」と笑顔を見せると客席から大きな拍手が起こった。
その後、オープニング作品として韓国の鬼才キム・ギドク監督待望の最新作『アリラン』を上映。本作は『悲夢』以来、新作を発表してこなかったギドク監督が、出演、撮影などすべての作業をたったひとりで手がけた作品で、ドキュメンタリーとドラマ、そしてファンタジーが融合した意欲作。上映後にはギドク監督と観客の熱心な質疑応答が展開され、最後にギドク監督が観客への感謝の想いをこめて劇中で歌われるアリランを熱唱。約3年ぶりとなるギドク監督の新作だけあって、最後まで多くの観客がギドク監督の発言に耳を傾けていた。
映画祭は、有楽町朝日ホール、東劇、TOHOシネマズ日劇を会場に27日(日)まで開催される。
「第12回東京フィルメックス」
27日(日)まで有楽町朝日ホールほかで開催中
海女×密輸王×税関…キム・ヘス&ヨム・ジョンア&チョ・インソンら『密輸 1970』キャラ紹介映像到着