2012年1月27日 18:45
映画『マイウェイ』で怪演! 山本太郎が映画の真髄をアツく語る
韓国では2005年に公開された『私の頭の中の消しゴム』以来の動員を記録、日本でも初登場で第3位の成績を記録した映画『マイウェイ 12,000キロの真実』。本作で凶暴な日本軍曹長役を演じた山本太郎が舞台挨拶に登壇し、自らの役と映画について語った。
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オダギリジョーとチャン・ドンゴンを主演に、日本、ソ連、ドイツ3つの軍服を着た東洋人が過酷な旅を生き抜く姿を描いた本作。山本が演じるのは、オダギリ扮する長谷川辰雄が率いる日本軍守備部隊の曹長・野田役だ。
この日登壇した山本は“戦争に翻弄された哀しき曹長”と形容される彼の人物像について「権力がある時は弱き者に不当な扱いをし、立場が逆転すると手の平を返すような人間」と分析。さらに「日本人の悪を集約したような役で、はじめは引き受けたくなかった」と告白することから、過激な人物だということが分かる。
また、役作りをする上で、“野田とはどういう人間なのか?”を追及すべく、カン・ジェギュ監督と二人でバックグランドを作っていけたのが良かったという山本。その作業が役を引き受ける大きなきっかけとなったそうだが、そんな野田の生き様については「エゴの塊みたいな人間でも、どうしても生きたいという思いがあった」