くらし情報『24歳で鮮烈デビュー! 新鋭監督が語る『東京プレイボーイクラブ』』

2012年2月2日 18:25

24歳で鮮烈デビュー! 新鋭監督が語る『東京プレイボーイクラブ』

そこはブレてません」。

確かに本作は暴力的なシーンも登場するし、登場人物たちの行動が複雑に交錯する物語だ。しかし、観賞後には疾走感だけでなく、人間の哀しみや切なさが残る。「俺自身が弱虫な人間でいっつもウジウジしているから、勝利や成吉に憧れるんだと思うんです。ふたりは『この瞬間がすべてだ』と思って生きてるし、見てくれはちょっと暴力的で汚いけど、それが一番美しいんだと思うんです」。

どんな状況であっても必死に生きて、もがき、叫び声をあげる人間たちの姿を描いた『東京プレイボーイクラブ』は、日本公開を前に海外の観客からも高い評価を得ている。ロッテルダム映画祭ではタイガーアワードに正式出品され、釜山映画祭ではアジアの窓部門で作品が正式上映された。「映画をつくるときにはシンプルに、万国共通に通じる人間の感情にしぼって描きますね。
過去に海外の映画祭に行ったのが大きかったですね。向こうのお客さんはシンプル。つまらなければ席を立つし。良ければ純粋に作品を評価してくれる。もちろん『世界と勝負したい』って気持ちはあります」。24歳で商業映画デビューを飾り、日本だけでなく海外もその視野に入れている奥田監督。

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